日本からフランスに遠征したアロヒアリイ(牡3、田中博)がクリストフ・ルメール騎手を背に逃げ切り、重賞初制覇を果たした。父がドゥラメンテ、母の父が凱旋門賞2着2回のオルフェーヴルという血統。田中博康調教師、鈴木剛史オーナーが目標にしている凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)制覇が見えてきた。

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フランスの関係者、日本の競馬ファンをアッと言わせる快勝は、ルメール騎手の好騎乗も光った。5頭立ての最内枠からスタートすると、抑えることなく、最初のコーナーでハナヘ。そこからは5頭が縦1列になり、レース終盤までアロヒアリイがマイペースで運べる展開になった。

フランスギャロがホームページで発表しているトラッキングシステムによると、アロヒアリイの200メートルごとのラップはスタートから「17秒06-12秒92-12秒72-12秒92-13秒60-13秒51-12秒72-11秒51-10秒56-11秒04」となっている。

道中でハロン13秒台中盤の緩いラップを2回刻み、自分のペースでラストスパート。ラスト600メートル(上がり3ハロン)の数字は33秒12で、メンバー5頭で最速の数字だった。

2着ラシャバーは2歳時にG1で2着2回、今年はG1で4着2回の実績があり、3着に敗れた断然の1番人気クアリフィカーは仏ダービー2着の実績馬。瞬発力勝負に強い日本馬とはいえ、初めてのフランスの実戦、初めてのフランスの芝でこれだけの脚を使い、後続を完封できたのは、本番の凱旋門賞へ向けても大きな収穫となった。