9日に行われた川崎1400メートルの2歳新馬戦。2着に4馬身差で快勝したナイトムーブ(牡、酒井忍、父アニマルキングダム)は内の3番手から直線に向いたところで先行した2頭の間を抜け出した。騎乗した本田正騎手も「とても乗りやすかったですね。ペースが遅かったけど、引っ掛かるところもなくて。砂も全然大丈夫でした。狭いところを割ってきてくれたし」と高評価。1分34秒3の時計以上の強さを感じさせた。

これには見届けた酒井忍師も「大人びた競馬でしたね。そんな雰囲気を持っている馬なんです。最初からこういうレースをしてくれて、また楽しみですね」と笑顔。聞けば成長力にも驚いているという。「最初は本当にひょろひょろだったんですけど、北海道に見に行くたびにだんだん筋肉質になって」。昨年のサマーセールの取引馬をオーナーから託された。「勉強になりますよね。こういう馬を選ばなきゃいけないですよね。まだ大きくなりそうです」と目を丸くしていた。

今日30日の初陣賞が2戦目。師は「新馬戦は攻め馬みたいなものでしたから。また良くなっています」。負荷をかけたかったという今回の追い切りではB3の5歳馬に併せ馬を頼んで好時計。ここも大人びた競馬で勝ち切るか。時計も詰まれば今後がますます楽しみになりそうだ。【牛山基康】