凱旋門賞が終わって今年のカルティエ賞・欧州年度代表馬争いも佳境を迎えようとしています。
この段階で有力候補に挙げられているのは、いずれもG1・2勝馬で中距離王を争うオンブズマン(牡4、父ナイトオブサンダー)とドラクロワ(牡3、父ドバウィ)、“キングジョージ”の勝ち馬のカランダガン(せん4、父グレンイーグルス)、それにマイル王最有力のフィールドオブゴールド(牡3、父キングマン)の4頭。
凱旋門賞で2着したミニーホーク(牝3、父フランケル)は、これらを上回るG1・3勝馬ですが、すべて牝馬限定戦で、逆転には牡馬を倒す必要がありそうです。
残されたビッグレースは今月18日(土)にアスコット競馬場で行われるG1英チャンピオンS(芝1990メートル)とG1クイーンエリザベス2世S(芝1600メートル)、来月1日に米国のデルマー競馬場で開催されるG1ブリーダーズCターフ(芝2400メートル)とG1ブリーダーズCマイル(芝1600メートル)の4つで、受賞決定後に行われるG1ジャパンCは対象外です。
10日後に控える英チャンピオンSにはオンブズマン、ドラクロワ、カランダガンの3頭がエントリーしていますが、ドラクロワは重複登録のクイーンエリザベス2世Sに回るか、オーナーサイドが希望する種牡馬入りのため、このまま引退する可能性も残して不透明な状況。カランダガンも馬場悪化の場合は回避してジャパンCに備えるものとみられています。
下馬評では、英チャンピオンSで戦況有利なオンブズマンの優勢が伝えられていますが、英チャンピオンS、クイーンエリザベス2世Sの結果や、その先のブリーダーズCの成績次第で、様相も変わってきそうです。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)


