夏の女王はどっち? クイーンS(G3、芝1800メートル、8月2日=札幌)の追い切りが29日に行われた。恒例の「追い斬り激論」には北海道出張中の2人が登場。札幌の奥岡幹浩記者は昨年2着の洋芝巧者ココナッツブラウン(牝6、上村)を推し、函館の太田尚樹記者は成長著しいエリカエクスプレス(牝4、杉山晴)をプッシュした。
◇ ◇ ◇
太田 はじめまして。
奥岡 初対面もまだなのにさっそく激論で対決か。
太田 これも仕事。バチバチでいきましょう。札幌は最高気温24度だったとか。こっちは23度。涼しさは函館が上です!
奥岡 いきなり挑発かい? こっちだって長袖で寒いぐらいだったけどね。まあ、レースで勝つのは札幌組だよ。去年2着のココナッツブラウンが良かった。芝コース、単走で5ハロン65秒1-11秒7。外ラチ寄りからさっそうと伸びてきたよ。柴原助手も「1年前より今回の方が馬の気持ちが乗っているように感じる。去年よりも仕上がっている」と好感触だったね。
太田 ただ、追い込み一辺倒なのはネックですよね。
奥岡 札幌開幕週の芝は逃げ馬が圧倒したわけではなく、差しも届いてたよ。何より、札幌記念2着も含め3戦3連対とコース適性は言うことなし。柴原助手いわく「当日輸送だとイレ込んでしまうが、こっちではそういう面もない」と滞在の効果は大きいよ。
太田 僕はエリカエクスプレスを推します。追い切りは函館ウッド4ハロン58秒7-13秒5と脚慣らし程度でしたが、弾むような走りで、調整役として栗東から駆けつけた泉谷騎手も「前走もかなり良かったけど、その時に近い状態。気持ちと体がかみ合ってきた」と評価してました。
奥岡 先週後半に函館入りして今週末には札幌へ。折り合いの難しい馬だし、テンションは大丈夫?
太田 その精神面が成長してます。先週にはCウッドで6ハロン78秒5-11秒1。もともと攻め駆けしますが、植山厩務員からは「同じ好時計でも、以前とは内容が違う。かかっているわけではなく折り合っていけた。初めての函館でも落ち着いている」と聞きました。函館入り後もプラス体重をキープしているみたいですし、馬房でも寝転がってリラックスしてましたよ。
奥岡 ほほう。確かに前走ヴィクトリアM組は過去10年で4勝、2着3回と活躍が目立つよね。その前走は頭差で先着されたから、今回でリベンジするよ。
太田 こっちは鞍上に武豊騎手がいますから。その手腕は説明不要でしょう。
奥岡 もちろん。今週から「日刊スポーツ 極ウマ」で始まった会員限定コラム「関係者が語る『武豊の凄さ』」でも読んだよ。
太田 最後にちゃっかり自社の宣伝まで入れてくるとは…。先輩のスゴさもよく分かりました。

