2010年宝塚記念制覇、凱旋門賞2着のナカヤマフェスタ(牡)が23日、息を引き取った。20歳だった。功労馬として余生を過ごす「うらかわ優駿ビレッジAERU」がSNSで発表した。

AERUのSNSによると23日午前0時54分、衰弱による起立不全のため。

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宝塚記念制覇時の鞍上だった柴田善臣騎手(60)はニュースで訃報を知った。

「まだ20歳ですか。早いですね」

初コンビは4歳初戦の10年メトロポリタンS。3番人気に推され、好位から押し切った。

「またがった時から力があることは分かりましたね。体の使い方が上手で軸がしっかりしていた。でも普段からけっこうやんちゃでね。とても力が強いから扱いには困りましたよ。当時は二ノ宮厩舎で、今は堀厩舎にいる佐々木くん(幸二助手、佐々木大輔騎手の父)が毎日世話をしてくれて、よくここまで能力を引き出してくれましたよ」

宝塚記念はブエナビスタ、ジャガーメイル、アーネストリー、ドリームジャーニーといった実力馬を相手に伏兵8番人気の評価。8枠17番から中団を走り、先に抜け出した1番人気ブエナビスタをしぶとく差し切った。

「器用に走るから、やや重の馬場はこなせると思っていたんですよ。ノリ(横山典弘騎手)が乗っていたブエナビスタに胸を借りるつもりで、向正面からもまれずいい感じで走れましたね」

秋はフランス遠征へ挑戦。鞍上は蛯名正義騎手に代わり、フォワ賞2着をステップに凱旋門賞2着と健闘した。

「二ノ宮先生は海外志向の強い方だったから凱旋門賞に挑戦すると。現地の馬場はすごくタフだけど、ナカヤマフェスタはそれをこなせると思いますよ、とは話をしましたね」

現役引退後に会う機会はなかったが、ニュースで余生を気にかけていた。「すごくいい馬でしたよ。残念ですね」と声を落とした。【桑原幹久】