こんにちは。先週のブリーダーズカップでの応援をありがとうございました。

まずは、世界中からの期待が大きかったフォーエバーヤングのBCクラシックは、連覇の偉業達成とはならず残念な結果となってしまいました。私は、チームフォーエバーヤングのサポートをこれまでずっとやらせていただきましたが、この結果に対しては本当に無念の気持ちでいっぱいです。そして、これまで一緒にやってきた厩舎スタッフの皆様の気持ちを考えると非常に辛いです。ただ、怪我なく無事に終えられたことは、ポジティブに考えたいです。これまで、夢のような偉業を達成する瞬間にいつも立ち会えたことは、フォーエバーヤング、藤田オーナー、矢作先生、坂井騎手、厩舎スタッフの皆様、各国の競馬関係者の皆様に感謝しかありません。5日に他の日本馬たちと一緒に帰国するので、ゆっくり休んでほしいと思います。

一方で、高柳大厩舎のテーオーエルビスがBCスプリントを勝利しました。BCスプリントは、米国競馬の中でも非常に重要視されているカテゴリーで、これまでも外国馬が勝ったことのないレースです。大偉業を達成することができたことは、高柳厩舎のチーム力とこれまでの遠征を快く了解してくださる小笹オーナーの器の大きさがあってこそだと思います。レースは本当に強いという内容で、来年のエクリプス賞で米国最優秀短距離馬の最有力になったと思います。ぜひ改めて日本競馬の歴史を変えてほしいです。

個人的には、これまで日本馬がBCで得た4勝すべてのサポートをさせていただけたことに感謝しかありません。若い頃には調教助手や騎手として北米で約8年間競馬に関わっていたので、BCは私にとっていつでも一番の憧れです。全ての勝利に関われることに、幸せという言葉以外見つかりません。また、来年のブリーダーズカップではどんな時間を過ごさせていただけるのか、今から楽しみです。

話は変わって、先週のプーシャン騎手は来日して最初の週で3勝することができたので、良いスタートが切れたと思います。これからますます日本の競馬にフィットしていくと思うので、この秋の活躍をサポートするのが非常に楽しみです。今週末もぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。

【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)

◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。1998年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、2011年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。