ただ今、海外18カ国の人たちがぬいぐるみを通して日本一周の旅を疑似体験する!旅共有プロジェクト「インターネットジャーニー」を準備中。この旅では最初に乗ったことのないE-Bikeを使うことを決めた。次のポイントはぬいぐるみが旅する手段。そこでふと、小さなバスに乗って旅をするぬいぐるみたちの姿が思い浮かんだ。その姿はとてもほほ笑ましく、夢のある景色だった。よしミニバスを作ろう。何かいい方法はないか?考え始めた時、海外で自転車で小さなトレーラーを引いて旅をしていた外国人がいたことを思い出した。あのトレーラーをミニバス代わりにできないか?そんなことを考え始めた。
ネット検索をするとそれは「サイクルトレーラー」と呼ばれるもので、欧米ではとてもポピュラーな存在。日本でも数種類販売されていることがわかった。さらに調べると犬を載せるペットトレーラーがサイズ的にちょうど良さそうなことがわかった。ちなみにサイクルトレーラーには「チャイルド用」「荷物運搬用」などもあった。よし、決めた。ペットトレーラーを買って、ミニバスに改造しよう。自宅に届いたサイクルトレーラーの作りはとてもシンプルで、組み立てに工具も不要だった。
E-Bikeにサイクルトレーラーを装着。走ってみるとカーブ時に内輪差の注意が必要なことくらい、ほとんど違和感なく走れることがわかった。それでも感覚に慣れるために数回ツーリングを実施、走り方の特徴やコツを習得した。ペットサイクルトレーラーのまま日本一周をしてもいいけど、できればミニバスの形に近づけたい。業者へ依頼する手もあるが、それだとかなりお金がかかりそう。家のDIYはほとんどしないけど、工作は昔から得意な方だった。よし、決めた、自作だ!
素人でも簡単に加工ができる素材を探していたら「プラダン」なるものが見つかった。プラスチック段ボールの略称で、耐久性・耐水性・断熱性が高く軽量。さらにいろんな色がそろっている。ミニバスを作るには最適の素材だった。サイクルトレーラーをベースにして、その上にプラダン製の箱を取り付け。そこに屋根や窓などを作りバスのような形にしよう。徐々に完成予想図が見えてきた。それでも万全を期すため、基本のプラダン箱はサイズオーダーできる業者を見つけたのでそこへ注文した。
届いたプラダン箱をトレーラーのベースに合わせてみると、計算の通りピッタリ納まった。良かった。箱をサイクルトレーラーのベース部にボルトで固定。次に箱の横側を窓のサイズに切り取り、透明のアクリル板を貼り付け、窓を作った。さらに赤のプラダンで屋根を制作。これでマンガ企画書に描いたミニバスのイメージにかなり近づいた。さらに青のプラダンでバンパーやヘッドライトをデコると完全にミニバスになった。初めてのプラダン工作、最初はどうなるか心配だったが、予想以上にうまくできたことに自分でも驚いた(笑)。持ち上げてみると思っていたより軽く、ゆがみもなくガッチリ仕上がっていた。
見た目は巨大おもちゃ。なんだか幼稚園児が集まってきそうだ。ちなみにボディを黄色にしたのは高倉健さん主演の映画「幸せの黄色いハンカチ」の影響。僕は愛にあふれた映画のラストシーンがとても好きで、同じようにこの黄色いミニバスを見た人が、少しでも幸せな気持ちになったらうれしいと思い、黄色にした。幸せの黄色いミニバスの旅がこれから始まる。【藤原かんいち】






