サンスポVSニッカン第4戦は東京湾のマダコ

  • まずはテンヤで1匹目。後方で松本アナ「えっ、早いよ」
  • 「どうだ」とエギで2匹目。この好調さが裏目に
  • 松本アナ勝利でガッツポーズ。大魔神ガックリ。タコ計量は長崎船長、そして行事役の木村さん

<釣りをしようよ!!>

いよいよ本日、プロ野球開幕! 日刊スポーツとサンケイスポーツでは佐々木主浩さん(52=本紙野球評論家)と松本秀夫アナウンサー(58=フリー)で釣り対決を昨年12月から約半年繰り広げてきました。1勝1敗1分けのイーブンで臨んだ第4戦は、6月解禁したばかりの東京湾のマダコ、さあ、その結果やいかに!

ありそうでなかった。

異なる新聞社の釣り面で同じ釣行を記事にする企画。サンスポでコラムを持つ松本アナとニッカンで大物ハンターとして知られる大魔神の対決を両紙で報じる。スポーツ紙業界では初の試みとなった。

新聞社と情報提携する釣り宿、そして釣り客の間で話題になっているという。「ウチでもやりたいね」「別の新聞社でもいいの?」「今度はアジやキスでやってみようか?」との声がタコボウズ(寺沢です)の耳に入ってきている。こりゃ、各紙の釣り自慢タレントさんのオールスターでもやっちまいますか!

今回は1勝1敗1引き分けで臨んだ“最終決戦”じゃ~! サンスポ推奨店の本牧「長崎屋」(長崎恵夫船長)でのマダコ釣りだ。マダコといえば、昨年の東京湾は28年ぶりのマダコフィーバーで、今年も好調が予測されていた。

全4戦行司役で勝負を見届けた海洋環境専門家の木村尚(たかし)さん(63)がボソリとつぶやいた。

木村さん 昨秋の大きな台風で東京湾も大きな被害を受けました。特に本牧は釣り施設が崩壊して人が入らなくなったんですね。その本牧沖にマダコの巣のようなものができて、静かに繁殖していった、と。

この言葉を伝え聞いた大魔神は「マダコ釣りは大好きなんですよ。もちろん、エギでもテンヤでも」と自信満々。対する松本アナは「マダコは得意ですねぇ」を腕を曲げて力こぶを見せていたが…今回のルールを聞いて、ぶっ飛んだ。

松本アナ えっ、えっ、サオを使うエギでもやるんですか? マダコでサオ使うのは人生初めてです。

大魔神は手釣り+テンヤ(イシガニ巻き)の第1ラウンド、そしてサオを使うエギの第2ラウンドでそれぞれ1匹ずつを引っこ抜いて余裕しゃくしゃく。

大魔神 まっちゃん(松本アナ)は小突きが足りない。マダコをその気にさせないと。サンスポ川目が相手じゃなくて良かった。

松本アナは第2ラウンドまでノータコ、対する川目梢記者はエギも手釣りで通すスタイルながら常にコツコツ底をコマメにたたいて4匹をゲットしていた。

最後のフリースタイルで、松本アナはサオを捨てて手釣りのテンヤに戻した。

松本アナ だって、マダイのときみたいにリールのドラグは緩めるのかと思ったら、ガチガチに固くするんだ…だから、バラシたのか。うう、くやしー。

ただ、マダコは何かあるか予測もつかない。5キロ級も乗ることもあるから大いに逆転はありうるのだ。

大魔神 そんなね、クイズ番組の最終問題で一気にポイント4倍みたいなことは起こるわけがないよ。オレは大物狙うよ。

でも、あるんですね、クイズ番組みたいな展開が。

残り30分を切ったところで両肩を落としていた松本アナが両目をむいて必死に渋糸をたぐった。長崎船長も「おお、こりゃ大物だぞ」とタモ網を構えた。大魔神は「うわぁ~、やめろー」と絶叫し、木村さんは慌てて軍配を用意した。

ぷか、吸盤の大きなマダコだった。帰港して検量。大魔神は1・07キロと1・88キロで計2・95キロ。松本アナは3・53キロの大逆転達成!

大魔神 現役時代からちょっと余裕ができると、打たれなくていい打者にホームランとか。同じことやってる。

松本アナ 正直、自分でもあきらめていた。あるんですね、奇跡、って。

これで2020年上半期対決は松本アナの勝利で終わった。大魔神は「今秋はマダイがいいはず。あの仕掛けもあるし、まっちゃん、秋ダイで続編だ」と捨てゼリフを残して去っていった。【寺沢卓】

▼なぜ対決? 大魔神が現役時代から気心知れて仲が良く、ともに釣りが趣味という共通点があった。大魔神は日刊スポーツ、松本アナはサンスポで釣り面の特集記事を受け持っていることもあり「いつかは両方の紙面で同じ釣りものを掲載しよう」との約束をかわしていた。また、釣り具メーカー「ヤマリア」で大魔神と松本アナが釣り仕掛けを共同プロデュースすることになった。来春発売予定のマダイ仕掛け「鯛魔神(たいまじん)」(仮称)での試作が第2、3戦でテストされた。

▼過去3戦VTR 昨年12月27日の八景「米元釣船店」(サンスポ推奨店)のエサのタチウオの3匹重量対決で、まさかの同重量(2人とも川目記者の1匹にも及ばなかった)でドロー。第2、3戦は日刊スポーツ指定宿の久料「魚磯丸」と富浦「共栄丸」のコマセマダイでの3匹重量勝負で松本アナ、大魔神の順番で勝利を分け合った。

▼ルール マダコ釣りでは従来の手で渋糸を握って底を小突いて誘うテンヤ仕掛けが人気だが、ここ数年サオを使うエギ釣り人口も急増してきた。そこで、第1ラウンド・スタート1時間はテンヤ仕掛け、第2ラウンド・次の1時間をエギタックル、第3ラウンド・残り時間はフリースタイルとして、各ラウンド最重量のマダコの合計重量で勝負。

▼本牧「長崎屋」【電話】045・622・8168。マダコ乗合は午前8時出船、貸しテンヤ(イシガニ付き)付きで9500円。女性と高校生以下割引あり。木曜定休。

▼日刊スポーツ指定共栄会のマダコ乗合 富津「みや川丸」【電話】0439・87・4137、千葉寒川「小峯丸」【電話】043・222・6557、川崎「つり幸」【電話】044・266・3189、鶴見「新明丸」【電話】090・3519・1111、八景「太田屋」【電話】045・782・4657。東京湾はどこも絶好調! 集合時間や料金は各店にお問い合わせください。