韓国の「メガネ先輩」こと金ウンジョン(31)が、負けられない日韓決戦に臨む。
2勝1敗で迎えたこの日の第4戦、地元の中国との試合で延長戦の末に5ー6で敗れた。2勝2敗となり、上位浮上することはできなかった。
14日には日本のロコ・ソラーレとの対戦が控える。
「日本とは4年前からは2戦2敗ですから、勝つための準備をしたい」と決意をのぞかせた。
銀メダルを獲得した18年平昌五輪の準決勝で8-7で下したライバル。昨年12月の世界最終予選では1次リーグとプレーオフで戦い、連敗を喫した。その後のラトビアとの最終戦で辛くも勝ち抜いて五輪出場権を手にした。
平昌後は苦難が続いた。18年11月に韓国カーリング連盟やチームの関係者から暴言など不当な扱いを受けていたことを告発。韓国メディアによると、この影響で満足に練習できない期間が続いたという。
出産のためチームを一時離脱し、20年に復帰した後も連盟との関係はうまくいかず、十分な支援を得られない環境だった。21年に入り、平昌五輪の舞台になった江陵に新たな練習拠点を確保し、ようやく競技に集中できるようになった。
「前回の五輪で銀メダルを取れるとは思っていなかったけど、私たちは成し遂げた。今回もそれは同じ」。大会前にはそう語った。
1次リーグはスイスが5戦全勝として1位。4勝はおらずに2位以下はだんご状態。両国にとって、重要な一戦になる。