17歳3カ月の高校2年生、川村あんり(東京・日体大桜華高)は5位だった。アンソニー・ジャカラ(オーストラリア)が金メダルを獲得した。

決勝は3回で争われ、1回目に出場する20人のうち、上位12人が2回目に進出。さらに2回目の上位6人で3回目に臨んだ。各回の得点は持ち越されない中、川村は2回目に78・84点の3位で決勝へ進出。3回目は77・12と伸びなかった。2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子で銀メダルの浅田真央(当時19歳5カ月)を抜いて、冬季五輪日本女子最年少メダリストの誕生が期待されたが、惜しくも届かなかった。

レース直後に涙を流し「メダル候補と言われながら取れず、申し訳ありません」。それでも「あきらめない姿が伝わったんじゃないかと思います。楽しんで挑めました」と満足そうに話した。

同じ高校生で五輪に出場したことから「上村愛子2世」と呼ばれる。昨季はW杯総合2位、今季はW杯では初優勝を含めて計3勝をマーク。21年世界選手権優勝の女王ラフォンを抑え、現在W杯種目別で首位に立っている。

物おじしない性格だ。初の五輪となった3日の予選1回目は、ミスがありながらも76・36点の5位となり、1発で決勝進出。「ずっとこの時を夢見てきたので、本当にすごい楽しかったです」。

以前は板を横にスライドさせるスライドターンで滑っていたが、さらなるスピードを求め、「名手」として知られたフィンランド出身のヤンネ・コーチの下、板を直線的に使うカービングターンの練習に励んできた。決勝の大一番でも、持ち前の鋭いターンを発揮。この日の悔しい経験は次回の五輪に生かす。