チキンパワーで金メダルに輝け!北京オリンピック(五輪)スノーボード女子ビッグエア決勝が15日、行われる。岩渕麗楽(20=バートン)の地元で岩渕に毎週1キロの鶏肉を送っている岩手県一関市の養鶏・加工業「オヤマ」は14日、北京へ熱いエールを送った。

オヤマではこの日、多くの社員が岩渕の試合が始まる前から、休憩室のテレビの前に集まった。岩渕の写真が貼ってあるうちわを持って応援し予選3位での通過が決まった時には拍手が湧き起こった。常務取締役の小山達也さん(46)は「地元のヒーローで、今一番応援したい人。優勝して欲しいです」と力を込めた。

オヤマでは、岩渕を応援するため、21年8月から自社の銘柄鶏「奥州いわいどり」ささ身と胸肉を、毎週交互に1キロずつ、岩渕の自宅か所属する「RADTAKE」の事務所へ送っている。岩渕は幼い時からオヤマの鶏肉になじみがあり、今ではサラダチキンとして調理して食べることが多いという。奥州いわいどりは一関市の旧名「磐井郡」と「お祝い」の文字をかけて名前がつけられたといい、小山さんは「麗楽ちゃんのメダルをお祝いしたい」。鶏肉は高タンパク質で低カロリー。疲労回復にも効果があるといわれ、多くのアスリートが食事に取り入れている。オヤマのささ身の生産ラインで勤務し、岩渕と中学の同級生だという佐藤真美さん(20)は「卒業してからなかなか会えていませんが、自分が作った鶏肉が力となっていればとてもうれしいです」と話した。地元からスターの飛躍を支え続けている。【沢田直人】