停滞ムードの日本を熱い走りで盛り上げる。東京オリンピック(五輪)マラソン代表枠を争う東京マラソン(来月1日号砲)の会見が28日、都内で行われた。日本記録を持つ大迫傑(28=ナイキ)、前日本記録保持者の設楽悠太(28=ホンダ)、2時間6分54秒の自己記録を持つ井上大仁(27=MHPS)ら有力候補が出席した。

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今大会は注目のナイキの「新厚底シューズ」がデビューする可能性が高い。すでに大迫、設楽悠、井上にも靴底3・95センチとされる新作が支給されており、いずれも練習で感触を確かめている。3人とも従来モデルで好記録を出しているが、大一番で新たな“装備”に切り替える可能性は十分。「シューズが注目されている現状」を問われると、大迫は「この会見は東京マラソンについてですよね? 東京マラソン以外の事は答えなくていいということでしたので。多分、他の選手も同じ(気持ち)だと思う」と話した。