東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が辞意を固めたことが11日、関係者への取材で分かった。12日に開かれる組織委の理事や評議員による緊急会合で表明する見通し。後任の会長には日本サッカー協会(JFA)相談役の川淵三郎氏(84)が就任する方向で最終調整している。

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森氏の功績は大きい。ある組織委理事は招致段階のエピソードを振り返る。森氏がIOCに影響力を持つ中東の王子に日帰りで会いに行った。「抗がん剤を投与し体にムチを打って、人脈をフル活用して、大変な努力だったと思う」。

そんな森氏は14年、経費削減のため新設会場を既設会場に変更。19年にはマラソン・競歩の札幌移転、20年には大会の1年延期など水面下での調整に尽力した。延期決定後はIOC側に遠慮なく切り込み、大会の簡素化などを迫った。

特にこだわりが強いのが開閉会式の計画だ。演出の方向性や最終聖火ランナーの選定などは組織委内で「会長案件」と呼ばれ、一手に請け負ってきた。これらを川淵氏が受け継ぐのか。日刊スポーツの取材に川淵氏は「まだ何もかも分からない。正式に決まった時点でもう1度聞いてほしい」と述べるにとどめた。