【金子真仁】迫る期限 西武育成32人、脳内候補4人とキーマンの存在

今年も「7月末」がやってきました。シーズン中の編成期限、すなわち育成契約の選手たちにとっては「支配下契約を勝ち取れるか否か」が決まる日です。西武の支配下枠は残り「2」。行方を展望します。

プロ野球

★主な内容

  • 支配下枠「2」の背景と32人の育成選手
  • 昇格候補のアピールポイントとその逆
  • カギを握る存在と昇格パターン

候補者は4人

6月21日の昼下がり、埼玉・所沢の室内練習場ブルペンで、全身バネのような投手がいい球を投げている。昨秋育成ドラフト6位の正木悠馬投手(23)だ。

「今年はまず、覚えることだらけなので」と割り切っている。人生の多くをアメリカで過ごし、上智大時代もほぼ独学という。

「入団からここまでの半年の練習で、もう大学4年間以上の球数は投げてますね」

2軍戦でもデビューしたばかり。この7月末の“抜擢”はあまりに非現実的だし、本人も自覚する。1年後、2年後を見すえて、下積みに専念している。 

西武には7月23日時点で32人の育成契約選手がいる。背景も今の立ち位置もさまざまだ。うわさにはささやかれていたが、ボー・タカハシ投手(29)がシーズン中に自由契約となったことで、支配下の空き枠が「2」に増えた。

32人の名前を見ていく。優勝争いに挑んでいる1軍にとって「願ってもない即戦力」レベルの育成選手は、おそらくいない。いればすでに支配下登録されている。一方で新外国人獲得の動きは感じない。トレードも簡単ではない。

「誰が」昇格するのか。よりシビアに見つめれば「誰か」昇格するのか-。あらためて想像する。これを書く7月23日時点で、私の脳内では候補者は4人。それぞれに「アピールポイント」と「その逆」がある。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。