伊東競輪G3「椿賞争奪戦」(21~24日)に出場する静岡市生まれの菊池竣太朗(23)が、このほど日刊スポーツ静岡支局を訪れて意気込みを語った。

今夏にA級で3場所連続の完全優勝を果たし、S級に特昇した。「A級ではG1に出られないし、日本一になれない。S級で、ようやくスタートライン。レースを楽しんでいます」。S級では、まだ決勝に進んだことがない。「初の決勝を狙っていきたい」。

特昇後、落車が3度。右の肩甲骨骨折で1カ月ほどレースを休み、今月5日には右手を数針縫うケガを負った。「S級では気持ちの余裕がないし、周りの選手が強いから、落車が増えたと思う。それでも、ケガは怖くないし、気にしない。立ち向かう」と闘志をむき出した。

2013年春の選抜高校野球では、常葉学園菊川(現常葉大菊川)の外野手としてプレー。球児としての活躍を知る人たちも、応援に訪れそうだ。