ゴールデンウイークに入って、場内はたくさんの観客でにぎわった。ここから日本選手権(ダービー)に向けて、競輪界はさらに盛り上がっていく。
準決も見どころがたくさんあった。10Rの太田りゆは人気になったが、まくりを決め打ちできるほどG1は甘くなかった。それは12Rの佐藤水菜にも言える。不確定な要素があったとはいえ、構え過ぎが響いた。ガールズは脚力だけで勝ち続けることは難しい。
その点、児玉碧衣には運が向いた。佐藤を後ろに置き、誰かの先行を先まくりすることが理想だった。
実際、その通りにレースは動いた。4角で佐藤が見えた時は「抜かれたくないと思って力が入った」と言うように、佐藤のことは意識しているのだろう。「女王」と呼ばれていても、いつしか佐藤に脅かされるようになった中で、うれしい1着となった。
決勝も梅川や佐藤より先まくりが理想の展開だ。前受けすると先行させられるリスクがあるので絶対避けたい。
児玉はこれまで日本のガールズを引っ張ってきた。この大会を連覇する意義は大きいと思う。(日刊スポーツ評論家)























