日刊スポーツ新聞社制定「第31回競輪年間三賞」の表彰式が14日、都内のホテルで行われた。敢闘賞はKEIRINグランプリ制覇の浅井康太(33=三重)が受賞した。

 昨年は年頭からすべての競走、日々の練習は年末のGPを見据えてのものだった。本番では深谷知広を目標に17年の初優勝と賞金王をたぐり寄せた。競輪祭を終えて、12月は深谷マークを想定して別線の出方に対処するための練習を重ねた。松阪まで出向き、バイク誘導でシミュレーションを繰り返した。それが結実して「2回目の頂点に立つことができた」と胸を張った。

 今年は松阪G3の準決で失格。地元の四日市で初G1となる全日本選抜は途中欠場した。体調不良で三賞表彰式も欠席となった。それでも常に向上心を持って、考えることをテーマにしている浅井だ。必ず立て直すはず。「今年も競輪というスポーツに向き合って、戻ってきます」。来年の表彰式出席を公約に掲げた。