ベテラン鈴木誠が、2車単1番人気に貢献する華麗なリカバリー術を披露した。

 予選9Rは、最終2角まくりの佐藤朋也に離れる苦しい展開。だが、前団に追いついた勢いのまま大外を踏み込み、2着まで伸びてきた。「自力」を出しての追い上げマーク成功に「4着でいいかと思ったけど、追いついた勢いで行けるところまでと思ったら、ね。2着で良かった。1番人気だと思わなかったからね」と胸をなで下ろしていた。来月に53歳となるが脚力は衰え知らず。準決10Rも地元小原太樹とのワンツーを決める。