伊藤一貴が持ち前のシャープな差し足を見せた。準決10Rでは最終バックで最後方(1人落車のため8番手)になったが、直線外めを一貴に…、いや一気に突き抜けて快勝。

 前回当地(9月)で失格し、来期のS級復帰をふいにした苦い思い出があっただけに「立川の借りを立川で返せました」とニヤリと笑った。10R決勝は単騎の戦いになり「流れ次第ではヨコの動きも」と番手飛び付きも辞さない構え。位置を確保して、再度の切れ味勝負に持ち込む。