一発勝負を狙います! 「ROAD TO チャレンジカップ」の第3回は、平本真之(34=愛知)をピックアップ。今年は2月のG1優勝戦フライングが響いたが、ベスト18入りの望みはつないだ。リズムはやや上向き。14日現在の賞金ランク34位から優勝条件の大勝負に挑む。

思い出の地で一発逆転を狙う。平本は今年、苦しみながらもチャレンジCの出場権を得た。「一般戦ばかりだったので…」。2月のG1優勝戦Fの罰則は響いたが、5月のオールスター優出5着、7月常滑G3や9月下関一般戦Vなどで賞金を地道に積み上げた。

夏場からリズムは上向いて「(10月の)ダービーで予選突破できたのは良かった」と近況は本来のターンのキレも戻りつつある。さらに舞台となる芦屋との相性も良好。「相性いいです。何ででしょうね。G1初優勝の地なので」と12年2月の周年記念Vに表情も緩む。

14日現在の賞金ランクは34位。18位との差は約1000万円あり、逆転するには優勝しかない。「出るからには一発狙います。願って願って抽選するとワースト機を引くので、さらっといいエンジンを引きます。ラストチャンス、頑張ります」。思い出の地で、持ち前のスピードを発揮する。

【窪寺伸行】

※明日は「女子注目選手」

◆平本真之(ひらもと・まさゆき)1984年(昭59)5月5日、愛知県生まれ。96期生として05年5月蒲郡でデビューし、2走目で初勝利。08年4月常滑で初優勝。SGは16年5月のオールスターなど2冠、G1優勝3回。通算優勝24回(14日現在)。同期は新田雄史、篠崎元志ら。160センチ、54キロ。血液型A。