君和田裕二(35=川口)が得意の湿走路となった準決9Rの激闘を制し、3連勝で優出を果たした。

11日の最終日、優勝戦で完全Vを狙う。

セミファイナルは2着の大木光、3着青木治親の湿走路巧者による三つどもえ戦。5周回で青木、大木に並ばれて3番手になった際は厳しいかと思われたが、残り1周で大きめのコースを走って息を吹き返し、最後はゴール前の接戦をわずかに制した。

「最後の1周は3番手になってしまったし、滑ったら仕方ない、と…」。思い切ってアクセルグリップを開けるいつもの君和田らしい走り。それが功を奏した。

優勝戦は天気予報によると走路は回復傾向になりそうだが「跳ねは少し怖いけど、晴れなら初日のタイヤで」と言う。次節の川口では34期新人がデビューするが、順調にキャリアを重ねている30期のイケメンレーサーが、完全Vに挑む。