三重支部のホープ、ボートレーサーの西川昌希(29)が電撃引退したことが1日、分かった。9月30日付で引退届を提出した。09年5月デビューの104期生で、通算優勝は12回。15年3月尼崎のSGクラシックに出場。同年12月の平和島周年でG1初優出(2着)を果たすなど大舞台でも活躍した。同期には松田大志郎、中田竜太、竹井奈美らがいる。

果敢にコースを取る個性派として知られ、今年9月三国のプレミアムG1ヤングダービーでも6枠からインを奪って逃げ切るなど存在感を示したが、21日の4日目11R6着を最後に病気のため途中帰郷。これがラストランとなった。ここ最近は持病の腰痛を抱えるなど、体調不良に悩んでいた。