師走の大一番、SG住之江グランプリ(GP)とプレミアムG1徳山クイーンズクライマックス(QC)の出場者が出そろった。連載「ROAD TO グランプリ&クイーンズクライマックス」でGP18人、QC12人の全出場選手を紹介していく。

<瓜生正義(43=福岡)賞金6位>

16年の賞金王は、3年ぶり13回目の出場となる。昨年の不振を振り払う活躍を見せた1年だった。3月に津で約1年10カ月ぶりとなるG1優勝を飾り、7月の常滑オーシャンカップで通算10個目となるSGタイトルを奪取した。トライアル2ndからの出場に「実績あるエンジンを引けるので合わせやすいと思う」と話した。オーシャンCでも前検からエンジンに好感触を得て、優勝という結果に結びつけた。GPは「準備をしっかりして最善を尽くす。駄目なら自分の実力が足りなかったということ」。開き直って2度目の賞金王を目指す。

<田口節子(38=岡山)賞金6位>

第1回大会で優出2着の実績を持つ。今年は3月のG2レディースオールスター優出2着、夏のレディースチャンピオン優出5着など、年間を通して安定した成績を残し、2年ぶり3回目の出場を決めた。「QCの出場を目標に1年を走ってきたから満足感があります」。賞金6位に付けた底力はさすが。初制覇へ向けて、メンタルの大切さを強調する。「気持ちが入っている時はエンジンが出ていなくてもいいターンができる。そういう気持ちで走れるよう準備していきます」。年末決戦へ、一段と集中力を高めていく。

※明日はGP&QC賞金5位