「レディースチャンピオン開幕直前コラム」の第2回は平田さやか(36=東京)を紹介する。多摩川は初勝利、初優出、G1初出場と縁のある水面。今大会が決まったときから減量を始め準備は万全。気合も入ってきた。地元代表としてファンの期待に応える。

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平田さやかは多摩川でレディースチャンピオンが開催することが決定してから、今大会に出場することを目標に1年間走り続けた。

取り組んだのは減量だ。これまでは減量をすると、めまいや立ちくらみなど体に支障をきたすことがあり、無理にすることはなかった。そこで平田は遺伝子検査で、自分に合う食事の取り方を知ることから始めた。「検査の結果、私は炭水化物を取る方がいいのが分かったんです。今まではあまりご飯は食べないで肉や野菜を食べていたんですけど、それだと体が常に飢餓状態で全て吸収しちゃって体重が落ちなかった。炭水化物を取るようになってから、無理なく体重が落ちるようになりました」。これまで50キロだったのが、48キロに減量することができた。

今大会は思い入れの強い当地で、1年間の集大成を見せるとき。努力を結果に結びつける。【古村亮】※明日はドリーム戦展望

◆平田さやか(ひらた・さやか)1984年(昭59)6月26日、東京都生まれ。94期生として04年5月平和島でデビュー。05年5月多摩川で初勝利。19年12月徳山で初優勝を達成。同期は落合直子、鈴木勝博、稲田浩二、岡崎恭裕ら。167センチ、48キロ。血液型A。