日刊スポーツ旗をかけた決勝は、郡司浩平(31=神奈川)と松浦悠士(31=広島)が同着優勝となった。

ライバルの力勝負となったゴール線上は完全に横並び。写真判定を待つ場内には、強い雨音だけが響いていた。郡司は1月和歌山以来14度目、松浦は2月奈良以来15度目のG3制覇。G3の同着Vは20年3月玉野の郡司と新山響平以来だった。

「完全にやられたと思ったところだったから、めちゃくちゃうれしい」と松浦は手放しで喜んだ。郡司は「届いた感触はあった。ハンドル投げなど松浦君の技術面のうまさを感じさせられました」と少しだけ悔しさをにじませた。

平塚から地元G3連戦の過酷な日程で結果を出した郡司の精神力には頭が下がる。松浦は「ヒール役になり切れなかったですね」と、ちゃめっ気たっぷりだった。

今後も続く2人のライバル関係。今大会の名勝負は、きっと語り継がれることだろう。【松井律】