競輪界の頂点を決める「KEIRINグランプリ2023」(GP)が迫ってきた。優勝賞金1億円超の一発勝負は、30日に立川競輪場で行われる。選ばれし9選手の1年間の戦いぶり、暮れの大一番に懸ける意気込みを5回連載で紹介する。第1回は8月西武園オールスターと11月小倉競輪祭のG1・2冠に輝いた地元関東の若きエース真杉匠(24=栃木)の登場だ。
◆真杉匠(24=栃木)オールスター、競輪祭優勝
世代交代の旗手だ。真杉が今年、輪界の勢力図を塗り替えた。オールスターで吉田拓矢の番手から出て初タイトルに輝くと、競輪祭では単騎で位置を確保し、直線鋭く追い込んでG12勝目。「オールスターはすごく緊張したけれど、競輪祭は(単騎で)いい意味で気楽に戦えた。今年のベストレースですね」と童顔をほころばせる。G13冠の古性優作とともに、23年を引っ張った。
栃木といえば、もちろんグランドスラマー神山雄一郎。そのタイトル16度という数字を聞いて「あと14度で並びますね」といたずらっぽく笑う。だが、真杉のオールスター制覇は、神山の初タイトル(93年宇都宮オールスター)の25歳5カ月より約1年早い24歳6カ月だった。将来、レジェンドに肩を並べることも決して夢ではない。
初のGPは競輪祭同様に単騎の戦いが予想される。「(単騎に)いいイメージができたので、この流れでいきたいですね」。今年培った自信を胸に、ただ1人の地元関東勢として、その牙城を守ってみせる。【栗田文人】





















