G1オールガールズクラシックが開催された久留米F2の最終日(4月28日)に、補充で一般戦Bに出走し1着となった橋本佳耶(28=熊本)が、上機嫌で検車場に入った。

そのレースは、最終バックから加藤舞(沖縄)と激しい先行争いに場内はヒートアップ。一時は加藤に抜かれ、さらには地元の枝光美奈にも並ばれ、九州3車によるデッドヒートになった。それでも橋本はインで驚異の粘り足を見せて、最後は見事、振り切った。

橋本は「とにかく声援がすごくって、あれがなければ耐えることはできなかったと思う。本当にうれしかった」。

ゴール後はガッツポーズ。その後はヘルメット投げを敢行したが、金網を越えられず、バンクに転がったままだった。レース後、冷静になった橋本は念のためにパフォーマンスの度が過ぎなかったかと、謝罪のため管理部へ足を運ぶと、「(スタンドに)入れば良かったんだけどなあ」と、おとがめなし。それでも「ヘルメットは買い替えましたけどね」と照れ笑い。心技体と調子も良く、予1・7Rで再び一発を狙う。