19年11月デビューの芝田京介(27=埼玉)が、地元でうれしい初優出を果たした。3日目は前半1Rのイン戦で痛恨の3着発進。だが、5Rでは一発を狙う3カドまくりで勝利し、ベスト6の切符を手に入れた。

「前半やっちゃったんですけど、心は折れてなかったので。とりあえず勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情。7・80はボーダー付近だったが、見事にベスト6入りを決めた。

まさに、崖っぷちからはい上がってきた。「本当なら僕はクビだったんで、今節が最後だったかもしれない。すごくラッキー」と語る。デビュー5年7カ月。近況の勝率は3点台だったが、引退勧告が猶予されたタイミングでチャンスをつかんだ。「すごくいい形のペラだなと思った。砂長の形を見せてもらって、そこから広げて…」と、機力に加え、同期砂長知輝との情報交換も後押しした。

優勝戦は5枠。「ダッシュなら伸びる。今なら砂長をまくれるかも」と、伸び足に関しては絶対の自信をのぞかせる。引退危機から初Vという、ボート界のメークドラマは起こるか。