準決5Rはベテラン増成富夫(54=岡山)が鮮やかなまくりを放ち、1着で決勝を決めた。地元のルーキー山本和瑳の番手に単騎の宮沢晃が追い上げ、前団がもつれた隙を逃さなかった。6番手で足をためながら、最終バックで踏み上げて加速。最後は山本をG前でしっかりとらえ、力車券で決着。3連単1万2710円の高配当をたたき出した。レース後は、「まくり出せるの、ばれちゃったかな?」と笑顔。平成の時代はG戦線で何度も対戦した地元のレジェンド藤田和彦から、「悔しいけど、格好いいわ」と声をかけられると、「いや、ダービー(92年の日本選手権競輪)2着の方がはるかに格好いいですって」と返す。ベテラン2人の軽妙なやりとりが、検車場を明るくする。
今期初の決勝は、単騎の戦いに。切れ目から隙を突いて、活路を開く。





















