20歳の広島FW浅野が、「スーパーサブ」として年間首位に立つチームの勝利に大きく貢献している。12日の山形戦で、後半16分に途中出場すると、同34分にダメ押しのゴールを決めた。これで今季の途中出場での得点は6点目。今季マークした4つのアシストもすべて途中出場で決めており、その合計を2桁に乗せた。出場時間は866分と短いが、限られた時間内できっちり結果を残している。
今季は第1ステージ開幕から2試合連続で先発も、その後の23試合はすべて途中出場。FW佐藤との交代出場が最多21試合となっている。J1通算最多ゴール記録にあと1点と迫るエースの控えとして、持ち味のスピードを生かしたプレーで、疲れの見えた終盤に違いを生み出している。
このままの状況、勢いなら、史上初となる「途中出場年間2桁ゴール」も可能だろう。過去最多は9点で、95、96年の森山(名古屋)98年の長谷川(清水)11年の播戸(C大阪)と3人のFWが記録。Jリーグ開幕日(93年5月15日)以降に生まれた選手として初めて日本代表のピッチに立ったリオ五輪世代のFWには、来年1月から始まるアジア最終予選の前に、Jリーグでの快記録達成を期待したい。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)



