日本(FIFAランキング18位)が、チュニジア(同45位)に大勝し、今大会初勝利。3大会連続の決勝トーナメント進出に大きく前進した。日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(80)は、2得点したFW上田綺世(27=フェイエノールト)を称賛しつつ、25日(日本時間26日)のスウェーデン(同38位)との第3戦に警戒を促した。
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日本がW杯通算1000試合目に登場し、4-0で大勝するなんて、サポーターにはドラマチックだっただろうね。日本では日曜日の午後1時キックオフ。テレビ観戦のために街から人が消えたんじゃない? 野球のWBCと同じで、国民の関心を呼ぶのは喜ばしいよ。
この試合は3得点に絡んだ上田だったね。オランダリーグの得点王だから、初戦のオランダ戦で得点してほしかったけど、右足の1点目、ヘッドの追加点とも迫力、うまさがあった。鎌田の先制点が、前半4分というのも流れをつかめた理由だよ。
ただ、チュニジアが想像以上に重症だった。監督が解任されて、今回は負けたら終わりの試合だよ。それなのに、攻めない、やる気がない。2試合で9失点なんて、W杯に出場できるレベルじゃなかった。
日本にとれば相手があれだけ引いたのに、スピードもないからカウンターも怖くない。失点の可能性がほぼなかった。僕の本音をいうと、これが夜中の試合だったら、眠くなるような内容だったよ。
スウェーデンとの3戦目は、日本は2位以内を懸けた戦いになる。オランダは敗退決定のチュニジアに大量得点を稼ぐだろうから、1位突破が現実的。日本は2位を守らないといけない。スウェーデンは日本に勝てば2位になれるから、カウンター一本で必死に来るよ。
日本は負けて3位転落は免れないとね。僕が心配性なのかもしれないけど、チュニジアのような“のろのろサッカー”を体験してしまうと、次戦が心配になるのね。だから、今大会初勝利で騒ぐのはまだ早い。
僕はね、日本が初めてベスト8に進んでからほめたいし、喜びたい。まだまだ、ヤマは三つくらい越えないといけない。一歩一歩、進んでほしいと思っているよ。(日刊スポーツ評論家)



