サッカー現場発

札幌ジェイに心境の変化?自身結果よりも他人を優先

北海道コンサドーレ札幌の躍進の影に、FWジェイ(36)の心境の変化があるのではないか。昨季途中から加入した元イングランド代表は、今季はリーグ戦23試合に出場し8得点を決めている。昨季の14試合10得点に比べると、ゴールが減ったように感じるが、最近ジェイが口にする言葉がある。「アシストも大事」。自身の結果にこだわっていたストライカーが献身的なプレーを見せる場面は増えた。

パス回しに参加する札幌FWジェイ(2018年11月23日撮影)
パス回しに参加する札幌FWジェイ(2018年11月23日撮影)

自身の経験を生かし、チームの成長の力になりたいという思いが強まっている。練習後、グラウンドに残って若手に1対1で熱心に教える姿がある。MF白井康介(24)にはクロスについてアドバイスしていた。「人に合わせようとし過ぎ。そこに俺が走って入る。そこにいなければ、俺が悪い」と言ったという。白井は「気持ちが楽になった」と感謝していた。

本紙北海道版では、毎月末にコラム企画「ジェイのマンスリー・リアルトーク」を掲載している。現役選手による連載は珍しい。今年8月からスタートしたきっかけは「もっとサポーターに俺の考えを伝えたいんだ」と、本人による持ち込みだった。サッカーの話を中心に、私生活についてもたっぷり語ってくれている。熱い思いがあふれている選手だ。

札幌は最終節でクラブ初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権をかけて、2位広島との直接対決に臨む。ジェイが試合でゴールを決めるとチョコレートをプレゼントするのが、前所属の磐田時代から続く本紙担当記者との恒例となっている。私は今季、天皇杯を含めて10個のチョコレートをプレゼントした。ACL切符を決めるジェイのゴールに期待して、チョコレートを持って12月1日、札幌ドームへ取材に行く。【保坂果那】

◆保坂果那(ほさか・かな)1986年(昭61)10月31日、北海道札幌市生まれ。13年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、16年11月からプロ野球日本ハム担当。17年12月からコンサドーレ札幌担当。

日刊スポーツのサッカー担当記者が取材現場の空気を熱く伝えます。

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