国際親善試合オマーン戦(11日、カシマ)と、W杯アジア最終予選サウジアラビア戦(15日、埼玉)に向けたサッカー日本代表合宿3日目が8日、茨城県内で行われ、ハリルホジッチ監督就任後、初招集されたFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)が、初練習を行った。

 前日7日夜にスイスから帰国。初体験となったハリル流練習は、後方でランニングする遠慮がちなスタートとなった。だが、GKと別メニュー組を除いた16人を4つに分けたチーム対抗戦では、徐々に本領を発揮。MF香川、FW大迫、原口と同じ青組の一員として、ドリブルリレーでは持ち味の速さを披露。折り返しのターンもキレを見せ、“優勝”に貢献した。4対4のチーム戦でも次々とシュートを放ち、積極性も示した。

 同じリオ世代のFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)も共闘を歓迎した。リオ五輪ではチーム事情によりメンバー入りできなかった久保に対し「僕らの世代が入ってくるのは良いこと。久保くんもスイスのチームで結果を残している。仲間ですけどライバル。ワクワクしますね」と笑顔。代表初招集のMF井手口陽介(20=G大阪)と並んで走る場面もあり「下も入ってきたので、なんかうれしい」と力を得ていた。