ベルギー遠征中の日本代表は26日、同国リエージュでキリンチャレンジ杯ウクライナ戦(27日)前日の公式会見と練習を行った。

 19日から活動を開始し、1-1で引き分けた23日マリ戦も含め8日目になった。練習は冒頭15分のみ公開で、その後非公開になった。

 練習前にバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が会見。ウクライナ戦へ、気合十分といった感じで、いつものようにとにかくよくしゃべり、あっという間にタイムアップとなった。

 23日の国際親善試合マリ戦(リエージュ)は1-1で引き分けがやっと。その後、隣国フランスのパリ郊外に急行し、フランス-コロンビア戦を視察。W杯1次リーグで対戦するコロンビアの強さを目の当たりにしている。

 「コロンビアも見たが、差がある。それを認識しながら、動かないと。そのために全員が団結して一体となっていかないと。しっかり目を覚まし、意識してやっていかないと。唯一の責任者は私。求めていることは、はっきりしている。成功できるかどうか、分からないが。

 コロンビアに勝ちたくても、本日(今日の時点)なら、勝つのは幻想に近い。2カ月後、どうなっているかは分からないが。

 ここでおとぎ話はしたくない。W杯では何が起こってもおかしくない。いろんなことを起こせる。勇気を持って、意欲的に挑める状態を。そのために、多くの仕事が残っている」

 1次リーグ初戦でぶつかる南米の強豪に、現時点ではお手上げ。ただ、2カ月後はわからないと、番狂わせの可能性を追究していく。