国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長が13日、ドーハで会見し、22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の出場チーム数を現行の32で据え置くか、48に拡大するかを来年3月のFIFA理事会で決めるとした。

すでに、米国、カナダ、メキシコの3カ国共催となる26年大会は48チームとなることが確定している。

拡大が前倒しとなれば、アジアには8枠が与えられ、プレーオフを含めると最大9チームが本大会に進む可能性が出てくる。

拡大が決定すれば、日本を含む多くのW杯出場を狙う国や地域にとっては、朗報だ。

6大会連続でW杯出場中の日本だが、アジアのライバルチームの成長は著しく、W杯予選は苦しんでいる。

最新のFIFAランキングで日本は50位。アジアでは29位のイラン、41位のオーストラリアに続く3番目。53位の韓国、69位のサウジアラビアと続き、従来の32チームのアジア4・5(4枠とプレーオフ)では、かなり厳しい戦いになることは目に見えている。

実際に消化試合だったとはいえ、直近のW杯ロシア大会アジア最終予選の最終戦では、サウジアラビアに敗れている。

48チームになった場合、本大会の総試合数が増え、どのような方式で大会を行うのかがポイントになる。

同時にアジア予選のやり方も、どうなるか。広いアジアを東西に分けて行う案など、さまざまな方式が検討されることになりそうで、この点も大いに注目だ。