DF冨安健洋(24=アーセナル)が思い出の地で自身の成長した姿を披露した。
フランスの強豪リールでプレーするFWデービッドらとマッチアップ。個の力に優れる相手ではあったが、終始落ち着いて対応した。危険を察知すれば思い切ったクリアで救い、高いライン設定で全体をコンパクトに保って守備のリーダーとしての力量も発揮した。
それでも本人は「ボールを奪った後に失う回数が多かったり、点を取った後に押し込まれたり、最初は守備がはまらなかった。まだやれることはある」と求めるレベルは高い。
19歳だった18年10月12日、デンカビッグスワンで行われたパナマ戦で代表デビューを果たした。センターバックの選手が10代でA代表出場は初めてだった。当時は「(試合前は)緊張かもわからないくらい頭がぼーっとした」。あれから5年、世界屈指の名門アーセナルへとステップアップを果たし、中心選手として新潟に戻ってきた。
26年W杯北中米大会に向けて進化を続ける森保ジャパンを後方から支える男は「日本代表でプレーすること自体が責任感を伴う。アーセナルで学んでいることを伝えて行ければと思っている」。その言葉が本気であることを、体を張って示し、日本を5連勝に導いた。【石川秀和】

