川崎Fの選手、スタッフが26日、川崎市の新百合ケ丘駅前で熊本地震支援の募金活動を行った。

 熊本出身のDF谷口彰悟(24)とDF車屋紳太郎(23)が選手会長のDF登里享平(25)と話し合い、選手全員参加の支援活動が実現した。主将のMF中村憲剛(35)、FW大久保嘉人(33)、風間八宏監督(54)も街頭に立ち、駅利用者が協力。中には1万円札を募金する人もいた。大勢の協力を直に感じた谷口は「遠く離れていても、心が1つであることを届けられれば」と感謝した。

 谷口と車屋の母校の中学校・長峰中は避難所になっている。2人が地元の知人と連絡を取り合い、現在必要な物資を調べ、この日の練習後は2人で魔法瓶やティッシュ、ウエットティッシュなどを購入した。クラブスタッフからも絆創膏、湿布などが大量に支援物資として届けられている。車屋は「第1陣として、すぐに現地に届けたい。熊本に帰ったときに、サッカー教室などで協力できれば」と話した。