川崎FのMF橋本晃司(30)が17日の磐田戦に先発することが濃厚になった。

 16日、チームは神奈川・川崎市内で調整し、橋本が主力組に入ってプレーした。15年に川崎Fに加入し、リーグでの先発は初。前節新潟戦では、後半途中から出場し大暴れ。左サイドからのグラウンダークロスで相手のオウンゴールを誘発し、ロスタイムのFW小林の決勝点にも絡んだ。橋本は「どれだけ待ったか忘れた」と笑い「明日は貪欲に点を狙っていきたい」と意欲を見せた。

 チームではエースFW大久保嘉人(33)と公私で交流が深い。互いのプレーを熟知しており、新潟戦も大久保と橋本のパス交換からチャンスが生まれていた。大久保も「お互い近くでプレーしようと話している。どうなるか楽しみ」と話す。橋本も「近くでプレーすることでチャンスは増える。攻撃の起点になってうまくゲームをつくっていけたら」と見据えている。

 主将のMF中村憲剛(35)が右足首を負傷し離脱。FKのキッカーは、橋本と大久保が務める。橋本は「FKは、蹴りたい。嘉人さんも僕に蹴らせてくれると思う。FKも決めたい」と頼もしかった。