ブラジル人FWがチームの望みをつなぐ。北海道コンサドーレ札幌は明日18日、ルヴァン杯4戦目となるジュビロ磐田戦(ヤマハスタジアム)を迎える。負ければ1次リーグ敗退が決まる1戦。同杯2試合連発を狙うFWヘイス(28)は16日、札幌・宮の沢で練習後に「自分たちの力を発揮して次のステージ(プレーオフ)に進める結果を出したい」と、最後まで諦めない姿勢を貫いた。

 札幌はここまで3戦全敗で1次リーグB組4位。ほか3チームが勝ち点6で並ぶ。後半戦初戦はヘイスにとって、昨季リーグ戦でゴールを奪った相手。3月14日同杯ホーム戦は0-1で敗れたが「結果としてゴールできなかったが、悪くはなかった」と勝算を口にする。前節4日清水戦でチーム唯一の得点を挙げた勢いそのまま、敵地に乗り込む。

 今季リーグ戦の先発はなく、ベンチ外の試合もあった。カップ戦での活躍がアピールになることは理解している。「選手全員(リーグ戦に)出たい気持ちがあると思うし、悔しい気持ちを持っている。自分としては、いい経験と捉えたい」。欧州の名門クラブでプレー経験を持つ男は、カップ戦で大暴れして、リーグ戦の主力に名乗りを上げる。【保坂果那】