仙台大8強ならず松尾4年間振り返り「幸せな時間」

<全日本大学サッカー選手権:中大2-1仙台大>◇14日◇2回戦◇東京・AGFフィールド◇日刊スポーツ新聞社後援

仙台大(東北第1代表)は中大(関東第5代表)に1-2で敗れ、14年以来5年ぶりの8強入りは逃した。J2横浜FCの特別強化指定選手として6月からJリーグでプレーしているMF松尾佑介(4年=浦和レッズユース)が、華麗なテクニックで攻撃をけん引したが、不発に終わった。0-1の後半25分、来季JFLに昇格するいわきFC(福島)へ加入するFW岩渕弘人(4年=遠野)の2戦連発で一時同点に追いついたが、その後に勝ち越され、力尽きた。

J内定4人が先発出場した中大と互角の戦いを見せた。前半は1トップの岩渕が孤立し、先制を許すなど苦戦。それでも後半から2トップに布陣変更し、攻撃サッカーで相手ゴールに襲いかかった。左サイドハーフの松尾が高速ドリブルや個人技で相手を翻弄(ほんろう)しリズムをつくると、DF井上友也(4年=横浜FCユース)のクロスから岩渕がヘディング。GKに1度はじかれたが、こぼれ球を押し込んだ。

大学最終戦が終わった。シュート3本で攻撃を引っ張った松尾は「枠に入れられなかったり、決め切れず、後付けになるが、ちょっとした精度があれば勝てたかもしれない。それでも仙台大の4年間は仲間に恵まれた幸せな時間だった」。同点ゴールの岩渕は「後半は自分たちのペースだったが、追加点のチャンスで取れなかったことが敗因。攻撃的なサッカーができて負けたので、後悔はない」と振り返った。

松尾は2位でJ1復帰した横浜FCで、6月からの21試合で6ゴール5アシストの活躍を見せたが、来季はそれ以上の輝きを放つ。「大学生活はたくさん負けたが、負けから学びプロにもなれた。成長してみんなに夢を見せたい」。大学での悔しさはJ1の舞台でぶつける。【山田愛斗】

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  • 応援席にあいさつする仙台大の選手たち