大分トリニータの田中達也(28)が、3戦連発で、チームを今季初の3連勝に導いた。不敗神話も継続し、チームトップの6点目。得点した試合は、ここまで5試合負けなしだ。

前半38分、ペナルティーエリアで縦パスを受け、右足でゴール右に決めて先制した。ただし、同41分にはPK失敗。結果として、薄氷の試合内容だっただけに「PKを決めていれば助けることができたが、苦しい試合にして申し訳ない」と反省した。

大分ではシャドーでの出場が多く「チャンスにしっかり走り込むことを大事にしている」と言い、ゴール量産につなげている。

高校サッカーの名門、東福岡高を経て、九産大出身。Jリーグ屈指のスピードと突破力の高さには自信を持ち、片野坂知宏監督(49)も「得点にからむスピードや仕掛けでベストパフォーマンスを出し続け、こういう結果につながっている」と評価する“いだてんMF”だ。

元日本代表のJ2新潟FW田中達也(37)と同姓同名。大分の田中達にも注目だ。