湘南ベルマーレの浮嶋敏監督が4日、6日のアウェーでの柏レイソル戦に向けオンラインで取材に応じ、緊急事態宣言の延長で外国人選手の入国がさらに遅れることへ憂慮を口にした。

サガン鳥栖とのリーグ開幕戦は0-1で敗れ、ルヴァン杯の初戦は浦和レッズと0-0。今季初ゴールがまだ出ておらず、指揮官は「FWは多めの編成になっているが、外国人選手が来られていないところが響いている」とし、FWウェリントン、ウェリントン・ジュニオールの合流が待ち遠しい状況だ。

政府が、首都圏の1都3県への緊急事態宣言の延長の方針を固め、新外国人選手の入国もさらに遅れる可能性が高まった。「我々にはコントロールができないこと。憂いを持っても仕方ないが、非常に難しいなと思っています」と率直な思いを口にした。2選手とは、オンラインでコミュニケーションを取り、試合や練習、ミーティングの映像は編集して共有している。入国できても隔離期間、チームへのフィットを考えるとさらに時間を要するだけに「早く、緊急事態宣言があけて来ることを願っている」と話した。

次節の柏戦で勝ち点3を手にするには、課題の得点力アップが最低条件だ。柏もFWオルンガが抜け、今季はまだ白星と得点から遠ざかっているが、浮嶋監督は「柏も2戦負けた後なので、ネルシーニョ監督は気合を入れてくると思う。我々はアウェーだからこそ気持ちを強く持って挑みたい」と待望の得点と白星へ意欲を見せた。