負傷リハビリ中だった北海道コンサドーレ札幌FWドウグラス・オリヴェイラ(26)が9日、札幌・宮の沢での全体練習に参加した。ボール回しなど軽めのメニューだったが、最後まで消化した。3月8日に右太もも裏の肉離れを起こし、別メニューのリハビリに取り組んでいた。「ひとまず安心。早く完全合流したい」と声を弾ませた。来週から対人練習に参加し、試合復帰への準備に入る。

札幌2年目の今季、好調な滑り出しを見せていただけに、ケガは本人もショックを受けた。勝利した3月3日ルヴァン杯福岡戦で2得点を挙げた5日後、居残りでの個人練習中、クロスに合わせてシュートを打つ際に痛めた。「長期離脱は初めての経験。不安や悔しい気持ちもあった」。

1カ月チームから離れ、回復を目指しながら筋トレに励んだ。筋肉量は増やしながら体重を約4キロ落とした。「以前よりスピード感が増した。自分自身も楽しみにしている」。成果をピッチで発揮する時を心待ちにしている。

同じブラジル出身で仲が良いFWアンデルソン・ロペス(27)が現在、リーグ最多7得点を挙げている。「今ロペスが得点という形でチームに貢献している。近づけるように得点を重ねていければ」と刺激を受ける。「マリノスの試合に絡んでいけたら」と、次節11日鹿島戦(札幌ドーム)の先にある16日ホーム横浜戦での復帰を目標に掲げている。【保坂果那】