北海道コンサドーレ札幌が、クラブ創設25周年記念試合を勝利で祝う。

15日、札幌・宮の沢で16日横浜戦(札幌ドーム)に向けて練習した。節目となる4月16日の創設記念日に迎えるホーム戦へ、ペトロビッチ監督(63)は「これまで支えてくれた方々、応援してくれるサポーターに勝利、勝ち点3を記念にプレゼントしたい」と意識して臨む。

選手も自然と気合が入る。札幌一筋でクラブ最長在籍14年目の主将、MF宮沢裕樹(31)はクラブとともに歩んだ歴史を振り返り、感慨にひたった。2度のJ2降格を経験し「僕が入団した当時(08年)に比べるとチームの魅力、やってるサッカーもポジティブに映っていると思う。変化を感じられるのはうれしい」。チームとともに成長してきたからこそ「しっかり勝って祝いたい」と心待ちにしている。

相手の横浜にはホームで3連勝中。指揮官は「洗練されたパスサッカーをするチーム」と評価しており、毎試合布陣で対策を講じて勝利を手にしてきた。「1対1の局面が大事になる」と宮沢。モットーの超攻撃的サッカーを貫き、攻め負けるわけにはいかない。【保坂果那】