北海道コンサドーレ札幌はホームでサガン鳥栖と対戦し1-1で引き分け、勝ち点8のC組2位となり4年連続の1次リーグ突破を決めた。後半29分、MF金子拓郎(24)からのパスにDF中村桐耶(21)が左足で合わせ先制。リーグ、ルヴァン杯での初得点を挙げた。「率直にうれしい。しっかりと落ち着いて流し込めたのはよかった」と笑顔を見せた。

前夜、髪の毛をシルバーに染め気合を入れた。「この試合出る気満々だったので、そのために気合を入れた。せっかく染めるなら派手にいかないと」。見た目だけではなくピッチ上での活躍もド派手に決めた。

ペトロビッチ監督(64)は試合後「非常に難しいゲームだった。厳しい戦いを乗り越えた選手たちをたたえたい」と話した。前半は最前線にFWミラン・トゥチッチ(25)、1・5列目の左には負傷から復帰したドウグラス・オリヴェイラ(27)、同右にはガブリエル・シャビエル(28)と外国人3人を前線に並べた。さらに後半投入したDF西大伍(34)はFWのワントップで起用。「経験豊富な選手であり、チームの中に落ち着きが生まれる」とその意図を説明した。

価値あるドローで、B組1位のサンフレッチェ広島とプレーオフ(6月4日札幌ドーム、同11日エディオンスタジアム広島)で対戦する。中村は「しっかり戦力として加わりたい」と意気込んだ。【山崎純一】