北海道コンサドーレ札幌は敵地でガンバ大阪と対戦し、2-2で引き分け、今季初の2連勝はならなかった。前半6分、今季新加入したMF小林祐希(30)の2試合連続ゴールで先制。同32分にはFW小柏剛(24)にも同じく2試合連続弾が飛び出した。2人はこの日、そろってJ1通算50試合出場を達成した。チームは後半に追いつかれたが、順位を1つ上げ、10位とした。

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J1通算50試合出場の節目にしっかりとゴールを決めた。前半6分、MF小林が見せた。DF福森の右CKが、ペナルティーエリア中央でこぼれたところに反応した。「いいところにボールが落ちてきたので、あとは押し込むだけだった」。左足でゴール左隅に低い軌道のダイレクトシュートを決め先制点を挙げた。

移籍後初ゴールとなった12日の横浜戦(札幌ドーム)に続く2試合連続得点だった。「楽しくサッカーをさせてもらっている。もっとチームのやり方になじんでいけば、さらにいいサッカーができるんじゃないかと感じている」。J1通算50試合出場を果たし「別になんてことないと思いますけど、コツコツ、勝ち試合を積み重ねていきたい」と引き締めた。

小林とともに、JI通算50試合出場となったFW小柏は前半32分に決めた。相手のパスミスからボールを奪い、ドリブルで独走し、右足のシュートで2試合連続ゴール。「自分のところには1試合に1回チャンスが来ると思う。それを決めきるというところでできたのはよかった」と振り返った。

試合は2-0から後半にわずか2分で同点とされ引き分けとなったが、2人の攻撃について試合後ペトロビッチ監督(65)は「非常にいいパフォーマンスを見せてくれている」と評価した。次節は4月1日、ホーム札幌ドームで川崎Fとぶつかる。小柏は「簡単な相手ではないので立て直していきたい」と修正して難敵に挑む。【山崎純一】