首位を走る愛媛FCが今季初の4連勝を飾り、3年ぶりのJ2復帰に王手をかけた。

今季残り4試合となり、次節11日のホーム今治戦に勝てば、自力で来季J2昇格が決まる。

この日、2位鹿児島が引き分けたため、両者の勝ち点は9差に広がり、次節の結果次第で愛媛のJ3優勝も決まる。

試合は前半終了間際、MF茂木駿佑(27)の今季4点目となる先制ゴールが生まれた。後半は再三の決定機を逃したものの、何とか1点差で逃げ切った。

相手はここまで4連勝中で前節10位のYS横浜。難敵と激しい攻防を展開し、通算19勝10分け5敗で勝ち点67に伸ばした。昇格圏の2位鹿児島は同58、昇格圏外の3位富山は56。

決勝点の茂木は「勝ててよかった。(ゴールは右足で)流し込むだけだった。取れてよかった。(次節は)勝って(J2復帰、優勝を)決めたい」と喜んだ。

松山市を中心に愛媛県をホームタウンにする愛媛は、Jリーグに加盟した06年以降、21年まで16年連続でJ2に在籍。最高は15年の5位だった。

初めてJ3に降格した22年は7位、今季は6月中旬から14戦不敗(9勝5分け)の快進撃を続け、7月9日の第17節富山戦を制してから、約4カ月も首位をキープしている。

7月を無敗で駆け抜けた就任2年目の石丸清隆監督(50)は、J3月間優秀監督賞にも選出された。大阪・交野市生まれの同監督は、クラブOBでもあり、愛媛では昨季、8年ぶりに監督復帰。現役時代は福岡や京都などで中盤の技巧派として、J1通算173試合9得点の実績がある。

選手では、2年前にセレッソ大阪にも在籍した松田力(32)が今季30試合12得点と活躍している。