サッカーW杯に臨んでいる森保ジャパン。日刊スポーツの記者も密着しています。「カタールの風」と題し、現地の雰囲気などを随時お届けしていきます。

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「こりゃ、やられたわ」。19日の早朝にドーハに着き、その日のランチタイム。ホテル近くの現地の外国人労働者が通う飲食店へ。チキンカレーを頼んだ。バングラデシュ人の店員から「サッカーを見に来たのか?」「いつ来たの?」「日本から?」「ホテルはどこ?」「ドーハは初めて?」など次々と慣れない英語で質問攻めにあった。

必死で英語対応しているうちにメシが来た。「あ~、よかった。これで英語で質問されずにすむ」。質問されるうちに自分が何を頼んだかも忘れてしまった。大盛りのサフランライスとカレー、サラダが来た。なんの違和感もなく、2口食べる。「あっ、チキンカレーなのに、鶏肉が入ってない」とやっと気づく。「ま~、鶏肉はカレーに溶け込んでるだろう」と勝手に納得して3スプーン目を食べようとした瞬間、ビックリ。大盛りご飯の中から大量の鶏肉が出てきた。

少し大げさに言うと、金脈を探し当てたような喜び。「こりゃ、隠し球に見事にはめられたな」。そう思う瞬間、ある選手の名前が思い浮かんだ。町野修斗-。「そうだ、ドイツ戦は情報量の少ない、隠し球的存在の町野がやってくれる。相手もビックリだろう。森保監督、町野を途中からでいいから、使ってくれ~」。優勝した11年アジア杯以来、3度目か4度目のドーハ。過去に何を食べたかは忘れてしまったが、今回のチキンカレーは、忘れることはないだろう。【盧載鎭】