FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本が1次リーグE組を勝ち抜けば、決勝トーナメントで対戦するのがF組だ。前回大会で準優勝のクロアチア、同3位のベルギーがいる。まだ1試合目が終わったにすぎないが、気になる隣の動向もチェックしておきたい。

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クロアチアはモロッコの堅い守備に苦しみ、スコアレスドローの勝ち点1にとどまった。18年ロシア大会ではMVPに輝いたモドリッチを中心に攻撃力で初の決勝進出を果たしたが、メンバーが半数近く入れ替わった今回は勝手が違った。

37歳になったモドリッチは、前線から最終ラインまで自在に動いて、チームをけん引した。前半終了間際には強烈なシュートも放った。それでも、若いメンバーの多い最終ラインはリスクを恐れ、パス回しが滞った。所属のRマドリードでは、相手にボールを奪われることのないモドリッチも、モロッコの寄せの速さに苦しんだ。

この試合で優秀選手に選ばれたモドリッチは「特に最初の15分は難しかった。前線で何かが足りなかった」。ダリッチ監督は「彼らは精いっぱいプレーした。本当にエネルギッシュだった」と選手たちを褒めたたえたが、前回との違いは明らかだった。

「ボクたちは前回のロシア以上のことをやろうという野心はあるが、大会前にはグループリーグ突破を第1の目標にしようと話し合った」。モドリッチの言葉が現状を物語っている。

◆F組展望 1試合を終え、勝ち点3のベルギーが首位に立つ。次戦は堅守のモロッコだが、エースのルカクが負傷欠場するだけに1点勝負か。クロアチアは勝ち点1に終わり、次のカナダ戦が重要。2強とみられていたグループだが、混戦模様で予断を許さない。