FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルは、ラファエル・ベニテス監督(59)に報告することなく、契約終了とともにクラブを去ることを発表していたと、24日付英紙サン電子版が報じた。

ベニテス監督は契約更新のオファーを望んでいたが、話し合いが持たれることなく、クラブ側から退任の公式発表が出されたという。公式発表まで退任を知らなかった同監督は、年俸1200万ポンド(約16億9000万円)と言われる中国スーパーリーグ大連からのオファーを真剣に考え始めていると報じた。

クラブ側は5月、報酬据え置きの年俸600万ポンド(約8億4400万円)にボーナスが加えられた1年契約延長を申し出ていたが話し合いは決裂していた。その後、同監督は代理人を通して提出した質問にクラブが対応することはなかったという。

ベニテス監督は、イングランドにとどまることを望んでいるが、中国からのオファーが高額なため、大連と話し合いの機会を持つ予定だと伝えた。(A・アウグスティニャク通信員)